期間工から弁護士を目指す男の孤軍奮闘記

法律と情熱で人知れず苦しむ弱い立場の人を救いたい。

社会と繋がりながら司法試験を受ける。分業化と蟻地獄

明日から、一年ぶりに社会復帰することになる。とはいってもバイトの研修だけど。

 

可処分時間を考えれば、無職で勉強に専念した方が有利だと思うかもしれない。しかし、24時間365日使える場合と、週2で5時間程度バイトするのを比べるとそうでもないと思う。

 

まず、収入面がある点でバイトした方が有利である。予備校の講座や答練を受けられる。必要な本も買える。

 

次に、これは収入面とも関わってくるが、バイトをした方が精神的に楽である。自分が現在、社会に貢献しているという実感を持てる。また、定期的な収入があるというのは、ただ貯金が目減りしていくよりも遥かに安心感がある。

 

さらに、人との関わりでモチベーションが保てる。無職の期間が長びけば精神的に疲弊してしまう。過度な人との関わりは勉強を阻害するが、適度な関りは健全な心を保つのに効果的である。

 

もっとも、バイトをすれば可処分時間が減ってしまう。しかし、定期的な予定があることで、「バイトがあるから今勉強しなくては」あるいは、「バイトしたから勉強に集中しなくては」というように時間の使い方にメリハリができる。

 

休息も金銭的に余裕があるため、ちょっとした旅行にいったり、人と会ったりしてリフレッシュできる。人脈を築くこともできる。

 

 

したがって、極限まで節制して最大化した可処分時間で勉強するよりも、バイトで多少の時間を犠牲にしても、限られた時間で合理化・集中した勉強をした方が有利であると考える。

合理化や集中というのは数値化しにくい。たとえば、毎年、予備試験の合格率は4%だが、アガルートの講座利用者17,7%だという。単純に考えれば、予備校の講座を利用した方が、4倍合格可能性が上がるということになる。ただ、これは「講座利用者」の定義によって数字が変わってくるだろうし、講座との相性もある。

 

また、集中した勉強といっても感覚的な問題なので数値化しにくい。極端な例を挙げれば、貯金0円の状態と1億の状態ならば、後者の方が何の雑念も無く勉強に集中できるだろう。

 

つまり、勉強=予備校のノウハウを利用。その資金=会社のシステムを利用。というように分業化して、専門機関の力を使う。その全体をマネジメントしていくのが「自分」である。一から試験分析や資金源を獲得していくのも時間がかかりすぎる。自分ができる限界の思考・労力を使った上で、又は使いながら他人の得意分野を活用するといった方法が目標を達成するうえで重要だと思う。

 

 

 

 

ただ、バイトの人間関係や労働環境が悪い場合は別である。その場合はとっとと別のバイトを探すべきである。劣悪な環境から逃げるために、常に最低限の貯金は確保しておきたい。周りに助けてくれる人がいればいいが、年齢とともに少なくなっていく。

 

そうしなければ、非正規雇用は「蟻地獄」に陥る危険がある。

 

しかし、今回、バイトの面接や派遣の登録をして分かったが、健康であればおっさんでも最低限食っていける。だから、そこまで悲観的にならなくてよいが、常に貯金は蓄えておかなければならない。

 

 

 

 

さて、今日は天気も良いし、チャリでユニクロに行ってこよう(*'ω'*)

 

 

 

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