消しゴム窃盗行政書士事件。
こんにちは(о´∀`о)
引っ越し準備中の俺やで!
先日、司法書士試験の合格発表がありました。合格された皆さん、おめでとう!
残念だった皆さん、お疲れ様でした。まずは心と頭を充分に休めて下さい。それから、次を考えましょう。
いずれにしても、活躍できるか否かは皆さんの今後の努力次第です。慢心することなく頑張って下さい。これからです。
「……」
何か!?(°Д°)
どうも。期間工もうすぐ失業者の俺やで!
今日、部屋を整理していたらこれが出てきた⬇
2年前の行政書士試験の合否通知書である。不合格である。
で、もう1枚がこれ⬇
去年の通知書である。ギリギリで合格!(о´∀`о)
それで、去年の行政書士本試験を思い出した。
去年の11月の話である。場所は神奈川県の青山学院大学だ。
私は有給を1日使って挑んだ。疲労は残っていた。これまで本試験に向けて追いこんできた。直前の模試では合格点に届いているが、ギリギリである。本試験のパフォーマンス次第で合否が決まる。
去年の夏は暑かった。工場の現場では毎日のように人が担架で運ばれていく。さらに工程変更も命じられた。1から仕事を覚えなければならない。仕事と試験のストレス、疲労で全身に発疹ができた。それを塗り薬で抑え込む。満身創痍である。
そんな中、本試験日を迎えた。最寄り駅から会場まで歩いていく。受験者がゾンビの如くゾロゾロと列をなしていく。皆、一様に顔面蒼白である。会話するものはいない。老いも若きも、今日のために各々が置かれた環境で日々努力してきたに違いない。
会場までの道には三メートル毎に予備校のスタッフがいて、出題予想と講座のパンフレットを配っていた。邪魔である。
会場内に入った。大学内で駅伝の練習をしていた。マネージャーが走ってきて、
「通ります。避けて下さい!!」
私はその女子大生を見た。
「す、すいません」
気迫で圧倒した。邪魔である。
早く来すぎたため試験室にはまだ入れなかった。
大学の庭(?)で座って待つことにした。皆、真剣に先ほど予備校スタッフから配られた出題予想のレジュメを読んでいる。私は普段はこういった類いは読まないのだが、雰囲気に流されて読んでしまった。脳内体力を使ってしまった。
そして、試験室に入った。受験番号を確認し、席に座る。いつものようにシャープペン等の準備をする。やがて、受験者がぞくぞくと席に付く。
しかし、ここで問題発生!!
私の隣の人が独り言をずっと話している。小声とかじゃなくてけっこうでかい声で((((;゜Д゜)))
まじで勘弁してくれ( TДT)
しかし、本人はイヤホンで音楽シャカシャカかけながら、ノリノリで参考書を読んでる。
気にしないようにしても奴の声が聴こえてくる。
そうこうしているうちに、試験開始の時間がやってきた。奴は相変わらず、しゃべっている。そして、
試験官「始めて下さい」
その時である。奴がピタッと大人しくなった。
私➡Σ(゜Д゜)
唖然、である。
まぁ、いい。これで集中できる。そして、一心不乱に問題を解く。
よし、手応えあるぞ。時間配分も大丈夫だ。少し安心し、冷静になる。すると、奴がキョロキョロし始めた(゜Д゜≡゜Д゜)
何かあるんなら試験官に言えよ。やがて、落ち着き始めたが……。
そして、試験も半ばを過ぎた。奴はずっと溜め息をついている。完全にペンが止まっている。
「うひゃひゃ、アイツ落ちたな(*´∀`)♪」
というか、前後左右から溜め息が聴こえる。この年は民法が難しかったのである。
私はというと、期間工での疲労が取れていなかったせいか、集中力が切れつつある。私は回復させるためにトイレに行った。トイレが一杯で少し待たされたが……。
試験も終盤を迎えた頃、消しゴムを落としてしまった。私はこういう時のために、いつも消しゴムを二個机に置いている。しかし、
「あれっ?消しゴム無いな……。」
仕方なく、試験官に拾ってもらった。タイムロスである。
色々なトラブルがあり時間配分が狂ってしまった。あと残り時間わずかなのに、問題がかなり残っている!しかし、集中力がほとんど無くなっている。時間があれば解けるのに……。
最後は手が震えるのを抑えながら問題を解いた。
試験官「終了です。ペンを置いて下さい。」
そう言われてから20秒粘ったが、諦めた。解いていない問題が残ってしまった。終わった直後は放心状態だった。
やがて、解答用紙が回収された。私は長い机に奴と二人で座っていた。で、奴がポンっと机の真ん中に何かを置いた。
そう、私の所有物の消しゴムである。
そして、奴は何言わずに帰って行った。
奴は私がトイレに行った隙に消しゴムを窃取したのである。キョロキョロしていたのは、消しゴムが無かったからだ。
今年も奴は受験するだろう。私と同じような被害者が出ないことを祈るばかりである(笑)
今年受験生する方はあと1ヶ月ですね。1週間前から少しのずつ勉強時間をセーブしていくことをオススメします。合格した後のビールは最高やで!