期間工から弁護士を目指す男の孤軍奮闘記

法律と情熱で人知れず苦しむ弱い立場の人を救いたい。

期間工→公務員になる方法②(戦略編)

前回の記事では、期間工から公務員試験の筆記試験に合格する方法として、私の経験を紹介しました。

今回は、その経験に基づき期間工が公務員になるための戦略を考察します。

①目標の設定
まず、どの試験種になりたいかですが、人によるかと思います。しかし、多くの人が公務員になれるならなんでもいいと考えると思われます。よって、ここでの目標は、公務員になる。とします。

②どの試験種を受けるか
公務員試験は日程が重ならなければ、何個でも受けられます。しかし、科目の重なりがなければ、手が広がりすぎてしまい全滅してしまう可能性があります。また、面接重視のものとそうでないものがあります。ですので、試験種の設定が重要となります。

ここで、期間工のメリットを考えたいと思います。他の公務員試験受験生と比較した場合の期間工のメリット。
それは、資金力です。
公務員試験受験生の半分は学生、もう半分は社会人です。学生は時間がありますが、資金力がありません。社会人には時間がありません。

一方で、期間工で短期間で貯金をして勉強すれば、資金と時間を確保できます。これは受験上、圧倒的に有利です。勉強には意外とお金がかかります。独学であっても科目数が多いので、書籍代がかかります。

期間工のデメリットは、職務内容が公務員に直接つながらないことです。よって、面接で有利になる可能性は低いと言えます。

さらに、科目に関していうと、公務員試験には教養科目と専門科目があります。教養科目は高校で習う数学や地理などです。専門科目は法律や経済学等です。期間工で高学歴の人は少ないと思われますので、専門科目を得点源にするべきです。専門科目は大学から学ぶため、高校までの積み上げの必要性が低く、スタートが皆同じだからです。

したがって、期間工が受けるべき公務員試験は、筆記試験で専門科目の配点が高く、面接重視ではない試験種ということになります。

それに該当するのは国家公務員一般職試験です。この試験は、筆記試験さえ突破すれば、8割ぐらいは面接も突破できるので、努力が報われやすいです。

この試験を目標にしつつ、科目が重複する地方公務員試験を受けます。公安系の警察官等は国家公務員に突破できる実力があれば、筆記試験は楽勝です。さらに、行政書士試験は商法以外の全ての科目が重複するので、行政書士とも併願できます。これは万が一、公務員になれなかったときのリスクヘッジとなるでしょう。

③勉強計画
全くゼロから勉強を開始したと想定するならば、勉強に専念できる期間は2年は必要です。さらに、万全を期すために期間工でお金を貯めている間にも勉強はするべきです。

余裕を持った計画を考えるならば、まず、2年間期間工で400万貯めます。その間、主要科目である数的処理や民法の勉強を隙間時間で勉強します。その後、期間工を辞めて勉強だけに専念します。1年で合格することを目標として、駄目なら翌年に合格します。

以上が期間工から公務員になる戦略になります。次回は、具体的な勉強法を紹介します。

[http://
資格受験ランキング]

[http://
期間工ランキング]