期間工から弁護士を目指す男の孤軍奮闘記

法律と情熱で人知れず苦しむ弱い立場の人を救いたい。

行政書士試験の記述式の勉強法②「インプットの最小限化とは?」

前回の記事で、行政書士試験の記述式の勉強法として最適なのは、本試験と同じような問題を解きまくることだと書きました。
poko1212.hatenablog.com

今回はその理由を紹介します。

なぜ記述式対策として問題演習が最適なのか?

理由は2つに大別できます。それは、(1)インプットの最小限化と(2)初見の問題に対する思考力の訓練です。以下で詳しく解説します。

(1)インプットが最小限に抑えられる。

まず、記述式の問題が解けるようになる。本試験で安定して得点できるようになる。そのようなレベルになるために必要な要素を重要な順で書くと、 

a判例、条文の知識+b事例問題を解く力+c文章力、漢字力

となります。このうちc文章力、漢字力は元々備わっている人が多い、少し訓練すればクリアできる人が多いと思われます。なので、対策の中心はa判例、条文の知識の習得すなわち、インプットとb事例問題を解く力の訓練すなわちアウトプットということになります。 

問題を解くという行為はアウトプットになるのは想像しやすいと思います。しかし、インプットになるというのは、どういうことか?

人は問題を解く過程で自分の頭で考え、過去にインプットしたことを想い出そうします。そこで、記憶が曖昧だったり、誤解して覚えていたり、知らなかった知識が判明するのです。その後すぐに、分からない部分を復習することで効率的にインプットができるのです。また、問題集や模試に出る問題は試験的に重要なものが多いので、参考書を読むというスタイルと比較した場合よりも効率的です。



ここで、参考書や基本書を読むスタイルについて言及します。この方法は試験的には非効率であると言えます。

なぜなら、まず、予備校等が出している参考書、基本書については、試験的に重要な事項を網羅しています。

しかし、すでに理解した部分も読まなければなりません。また、理解したつもりになって読んでいても気付けません。次に、学者が書いた基本書ですが、試験的に重要でないところが詳しく書かれていたり、逆に重要なところが書かれていない場合があります。学問としては面白いのですが、試験的には網羅性に欠けます。この二者の利点を兼ね備えいる、つまり、理解を確認しながら試験的に重要な事項を網羅的にインプットができるのが、問題を解き復習するという勉強法なのです

なお、これらの本は問題を解いて復習する際に、辞書として使うのが良いでしょう。

以上が、(1)インプットを最小限化する。についての説明です。


では、次に(2)初見の問題に対する思考力の訓練について説明します。と思いましたが、長くなるので次の記事で書きます。
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